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令和6年1月13日(土曜日)から令和6年2月9日(金曜日)まで、第四回目となる海鳥展を開催いたします。
【海鳥展ついて】
世界中には約350種の海鳥が生息していますが、そのうちの3分の1の種が絶滅の危機に瀕しています。
海鳥の減少の原因は、気候変動や外来種による食害など様々ですが、第四回目である今回の海鳥展では気候変動が海鳥に与えていると考えられる影響や、私たち消費者が気候変動や地球温暖化を加速させないためにできることを紹介します。
また、海鳥とはどんな鳥かをパネルと実寸大ぬいぐるみ、骨格標本や剥製で詳しく、日本を代表する海鳥の楽園である天売島については立体模型などを使って海鳥の繁殖地の環境が分かりやすいようにご紹介します。
意外と私たちの身近なところにいる海鳥たちですが、その生態や直面している問題などについてはあまり知られていません。この機会に是非足を運んで頂き、海鳥が安全に過ごせる環境を取り戻し、維持するためにはなにが必要かを一緒に考えましょう。
【協力】
北海道海鳥センター、環境省羽幌自然保護官事務所、バードライフ・インターナショナル、さっぽろ円山動物園サポートクラブ
円山動物園 動物科学館ホール
企画展「海鳥展」開催にあたり、メインイベントとして北海道大学大学院水産科学研究院教授の綿貫豊氏、東洋大学生命科学部准教授の伊藤元裕氏にご講演をいただきます。
日時:令和6年1月28日(日曜日)13時00分~15時30分(途中退席可)
場所:円山動物園 動物科学館ホール及び円山動物園公式YouTubeチャンネルにてライブ配信(講師講演のみ)
定員:円山動物園会場参加 50名
YouTube 参加自由
参加費:無料(動物園への入園は所定の入園料がかかります)
演者:北海道大学大学院水産科学研究院教授 綿貫 豊氏
東洋大学生命科学部准教授 伊藤 元裕氏
綿貫豊氏 北海道大学大学院水産科学研究院 教授
1959年長野生まれ。1987年北海道大学大学院農学研究科農学課程修了(農学博士)。1988年~1993年まで国立極地研究所助手、1994年北海道大学農学部助手、助教授をへて、2003年同大学大学院水産科学研究院准教授、2014年より同大学大学院水産科学研究院教授。北海道天売島で海鳥モニタリングを40年近く継続し気候変化の海洋生態系影響を探る。バイオロギング技術などを使って、南極から北極までを含む海域を対象に海鳥の採食行動と生態を研究するほか、海鳥をインジケーターとした水銀・マイクロプラスチック海洋汚染の研究、風力発電の海鳥へのリスク評価などのプロジェクトを実施している。気候変化と人間活動の海洋生態系への影響を海鳥の目を通して探ろうとしている。動物行動生態学、海洋生態学、保全生物学を専門とする。2009年太平洋海鳥グループ特別功労賞、2009年日本生態学会大島賞を受賞。主な著書は、海鳥の行動と生態:その海洋生活への適応(生物研究社)、海鳥と地球と人間(築地書館)など。
伊藤元裕氏 東洋大学生命科学部 准教授
1982年生まれ。新潟出身。2011年、北海道大学にて博士(水産科学)取得。国立極地研究所特任研究員、同研究所にて日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学大気海洋研究所国際沿岸研究センター特任研究員を経て、2017年より東洋大学生命科学部応用生物科学科に着任。海鳥を専門として、北海道天売島の他北日本の島嶼地域での調査・研究のほか、日本、英国、米国、カナダの研究者と共同して、アラスカ、南極、スコットランド等で調査を行っている。近年は、エゾリスや外来生物、河川生態系、海生魚類の研究も行っている。
13時00分 開会
13時00分~13時50分 「近年の気候変化はどのようにして海鳥の生活に影響しているか?」
北海道大学大学院水産科学研究院教授 綿貫 豊氏
14時00分~14時50分 「北太平洋に広く分布するウトウの多様性とその生活」
東洋大学生命科学部准教授 伊藤 元裕氏
15時00分~15時30分 ディスカッション
「海鳥を守るためにわたしたちにできること」
北海道大学大学院水産科学研究院 教授 綿貫 豊氏
東洋大学生命科学部 准教授 伊藤 元裕氏
円山動物園 園長 柴田 千賀子
15時30分 園長挨拶、閉会
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