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札幌市の目指す職員像には、市民の視点に立って考え行動する市民思考、自らの能力を高め組織力を向上させる成長志向、時代の変化を読み未来を切り開く未来志向が掲げられており、その実現に向け、絶えず知識やスキルの向上に努めることが求められています。
このたび、総務局市長室職員の発想力、発信力向上に向けた取り組みとして、「大喜利を活用した職員研修」を実施しました(参加者12名)。
テレビでよく見られる「大喜利」は、単なる言葉遊びのように見えますが、これを理論、構造から理解することで、情報の捉え方、ことばの伝え方を磨き、結果として物事を柔軟に、より早く、より魅力的に考えられるスキルを身に着けることができると考えました。
講師は、大喜利のプロセスを通して元来から暮らしや仕事の中にある「オモシロの種」を「探して、見つけて、つくる」方法論と能力開発を、再現性の高い科学的な方法でメソッド化した独自の「大喜利メソッド(登録商標)」を持つエヌアライアンス株式会社が務めました(業務委託費250,580円)。
ワードスナイパーというカードゲームが行われました。「項目」と「ひらがな1文字」が書かれたカードを切り替えていき、そのひらがなから始まる項目を口にしていきます。
下の写真は、項目→「職業」、ひらがな→「そ」。「そ」から始まる職業は・・受講者は頭を巡らせました。アイスブレイクも兼ねて行われたものですが、思考の柔軟性や語彙力を鍛えることにもつながるものでした。
研修効果を高めるため、ワークだけではなく、各種講和も依頼しました。講和の概要は以下のとおりです。
大喜利の実践です。まずこの場で行う大喜利は、いわゆる「お笑い」とは別のものであること、「ユーモアで笑いをとる」ことを必ずしも目的とはしていないこと、この場をブレストのような「共同拡散作業の場」と捉えること、といった説明がありました。
これらを繰り返すことで、発想力、発信力を磨いていきます。今回は、「〇〇『なのに』〇〇」、「こんな〇〇は嫌だ」、「写真で一言」という題材が取り上げられました。
「〇〇『なのに』〇〇」では、ギャップや意外性に気づく、当たり前、退屈なものに色をつけるセンス、「〇〇のくせに」というネガティブな思考ではなく「〇〇にも関わらず〇〇っていいよね」というポジティブな思考を学ぶことができ、
「写真で一言」では、視覚情報を言語化することのトレーニング、設問を臨機応変にカスタマイズする能力(課題発見能力)、といったことを学ぶことができました。
この他、大喜利の実践だけでなく、「想像力を見える化するシート」の作成など、様々なワークが行われました。
今後も様々な職員研修の実施を通じて、広報・広聴部門の職員だけでなく本市職員全体の能力向上に努め、市民の皆さまとより良い札幌市をつくっていけるよう取り組んでいきます。
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